頻脈性不整脈

心臓の電気系統に異常が生じ、脈が速くなる病気です。

症状

  • 動悸(ドキドキする、ドクンとする)
  • 脈が速い、脈が乱れる
  • 息切れ、胸痛
  • 気を失う

検査

  • 心電図
  • ホルター心電図(24時間)
  • 長時間心電図(最大504時間)
  • 植え込み型心電用データレコーダー
  • 心エコー
  • 経食道エコー
  • 心臓CT
  • 血液検査
心房細動の心電図

心房細動の心電図

治療

カテーテルアブレーション

直径2~3mmの管(カテーテル)を足や首の血管から挿入します。専用の器機を用いて心臓の不整脈を起こす異常部位を特定し、高周波電流で根治する治療です。局所麻酔、静脈麻酔を用いて1~2時間の治療時間です。3次元(3D)マッピングシステムも使用し、心臓の形態、電位情報を測定しながら治療しています。心房細動、心房粗動、発作性上室性頻拍、WPW症候群、期外収縮など様々な不整脈に対しカテーテルアブレーションを実施しております。

冠動脈CT(左冠動脈前下行枝の高度狭窄)

アブレーションカテーテル

負荷心筋シンチグラフィー(左室前壁、心尖部の虚血)

3Dマッピング

薬物治療

頻脈の予防、コントロールを行います。患者さんごとに薬物治療とカテーテルアブレーション(上記)の有用性を考え、最適な治療方針を選択いたします。