Nさん(男性/プリセプター)

新人ナースが毎日楽しく働けるように! プリセプターの役割は「ベテランとの懸け橋」になること

Nさん(プリセプター)

私は新卒で当院に入職して、今年で3年目になります。まさに、看護師としての自分は、当院で育てられたといっても過言ではありません。
当院では、3年目になると通常の業務のほかに、「プリセプター」という役が回ってきます。今年は私がそのプリセプターになっているわけですが、良い意味でも悪い意味でも、新卒看護師の気持ちが分かるのは良かったかなと思います。自分自身がまだそれほど余裕が持てているわけではない部分もありますが、私がプリセプターとして一番気を使っているのは「新人看護師が毎日楽しく働けるような環境づくり」です。やはり、楽しくなければ「学ぶ」という意欲がなくなってしまいますから、私のプリセプターとしてのモットーは、「毎日楽しく出勤できるように!」です。

当院でのプリセプターとしてのお仕事は、入職2年目の後半くらいから始まります。

まずは「プリセプターになるための心得」を、院内の研修で学びます。そして3年目に入った4月から、実際にプリセプティとの関係性を築いていくことになります。私が勤務する病棟では、3人のプリセプターが3人のプリセプティ(新人看護師)と、それぞれペアになります。今年の新人ナースは皆女性ですが、明るい方ばかりなので私自身も助かっています!また、周りのスタッフも私たちプリセプターに任せきりではなく、どんどんフォローして下さるのもありがたいです。病棟全体で、3人の新人を育てるというスタンスですよね。

そして、私たち3人のプリセプターには、「プリセプターが全部教えなくてはいけないのではなく、プリセプターは病棟の他の看護師との懸け橋になれるように」という役割が期待されています。私自身、まだまだ誰かをいちから育てる余裕はないので、あくまでも「周りのスタッフとの懸け橋」になることというのは、とても安心できます。

見守って、不安なことがあれば一緒に解決していく

実際にプリセプターの役割を担うようになってからも、定期的に振り返りの研修があります。今現在、プリセプティとどう関わっているのかなど、ほかのプリセプターと情報を共有できるのが嬉しいですよね。プリセプターもみな同期ですから仕事のことも気兼ねなく話したりします。これからどうやっていくかとか、今困っていることはないかとか。
私自身がプリセプターを務めるのは、あと半年。プリセプティである新人ナースも、夜勤に入って独り立ちを始めていますので、後は見守って、不安なことがあれば一緒に解決していく、というスタンスでがんばります!