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診療科紹介

外科
当外科の概要

  • 私たち外科は主に胃、大腸、胆道などの消化器系の疾患の手術を行なっております。また、外来では粉瘤やばね指などの小外科手術も施行しております。
  • また緊急手術として胆嚢炎や虫垂炎、腸閉塞に関しても年間多数の手術を施行しております。
  • 全身麻酔での手術は年間250-300件にのぼります。
  • 患者様のお仕事やご家庭の事情に合わせて、ご希望の手術日を行えるように配慮させていただき、手術を待つ期間も最低限になるように患者様と共に治療計画を立てています。
  • 術後は手術前や手術後に、もしも夜間・休日等に具合が悪くなっても、笹生病院は24時間救急診療を行っていますので、安心して受診していただけます。
  • 胃がん、大腸がんに対しては、ガイドラインに準じた適応を考慮しながら、早期発見、早期治療を心がけております。また、早期がんに対しては内視鏡での手術(ESD、EMR)や低侵襲な腹腔鏡下手術も積極的に導入しています。
  • 虫垂炎や胆嚢炎などの緊急手術や鼠径ヘルニアに関しても、低侵襲な腹腔鏡下手術も積極的に導入しています。
  • (内視鏡治療や腹腔鏡手術の適応はガイドラインや重症度、時間帯を考慮して当外科で、その都度に決定させていただきます。)

   図1
   図1

   図2
   図2
   
主な疾患の治療方針、手術方法
 胃がん
 大腸がん
 鼠径ヘルニア
 急性腹症(虫垂炎、胆嚢炎・胆管炎、腸閉塞、腹膜炎など)
     胆嚢炎・胆石症
     虫垂炎
 粉瘤
 怪我・やけど

項目を選択すると、詳しい案内表が表示されます。
胃がんは胃の粘膜から発生する悪性腫瘍です。粘膜で発生してから、だんだんと大きく、そして深く成長していき、やがて胃の外にまで至ります。
がんは、成長していくと血管やリンパ管の中を流れて、リンパ節や胃から離れた部分にある臓器に転移したり、周辺の臓器などに直接浸潤します。 そして、患者様の命を奪うまでにいたることがあります。
以上より、がんはできる限り早い段階で治療することが大切です。


胃がんの進行具合(臨床ステージ分類)は以下の通りです。
胃がんの進行具合
(参考文献 胃がん取り扱い規約第15版 2017)

胃がんの原因とは
胃がんには、いくつかの原因があることが知られています。原因として最も多いとされているのはヘリコバクターピロリ菌(以下、ピロリ菌)によるもので、日本人の中高年者は5−7割がピロリ菌に感染していると言われています。また、ピロリ菌とは関連のない原因不明の「スキルス胃がん」も近年多く報告されてきております。
ピロリ菌が発見されれば、内視鏡で確認したのちにピロリ菌の除菌治療(内服薬治療)を行うことで、胃がん発生のリスクを減らすことができます。様々な検査でピロリ菌の存在を判定できますが、除菌治療前には内視鏡で胃の中を確認することが必須になります。

胃がんの治療
胃がんは、進行度を表すステージによって治療法が大きく異なります。ステージに関しては以下の通りです。
胃がんのフロー
(参考文献 胃癌治療ガイドライン 第5版 2018)

ステージⅣになると基本的には手術で治癒切除を行うことが難しいとされているため、抗がん剤治療や放射線治療などが主に行われます。しかし、胃がんによって食事が取れなかったり、貧血がひどくなってしまっている場合にはがんを治す目的ではない、症状を軽くするための姑息的手術を行うことがあります。

胃癌の術後は約2−3週間で退院となります。
術後は胃が小さくなった影響で、食事の取り方に工夫が必要になりますので、食事指導が必要となります。

大腸がんは大腸の粘膜から発生して、だんだん深くにある層を浸潤するように成長し、やがて大腸の外にまで至ります。
がんは成長途中で、血管やリンパ管の中を流れて、リンパ節や胃から離れた部分にある臓器に転移したり、周辺の臓器などに直接浸潤します。
そして、患者様の命を奪うまでにいたることがあります。
以上より、がんはできる限り早い段階で治療することが大切です。

大腸がんの進行具合(ステージ分類)は以下の通りです。
大腸がんの進行具合
(参考文献 大腸がん取り扱い規約第9版 2018)

大腸がんの症状
大腸がんが早期の段階では患者様が症状を自覚されることはほとんどなく、進行すると症状が出ることが多くなります。自覚する症状としては、血便(便に血が混じる)、下血(赤または赤黒い便が出る、便の表面に血液が付着する)、下痢、便秘、便が細い、便が残る、おなかが張る、腹痛、貧血、体重減少などがあります。
血便、下血や痔などでも起こりますが、痔だと思い込んでそのまま放置してしまうと、がんが進行して発見されることがあります。
がんが進行すると、上記のように慢性的な出血による貧血や、腸が狭くなることによる便秘や下痢、おなかが張るなどの症状が出ることがあります。さらに進行すると腸閉塞となり、便は出なくなり、腹痛、嘔吐などの症状が出ます。大腸がんの転移が、肺や肝臓の腫瘤として先に発見されることもあります。

大腸がんの原因とは
大腸がんの発生は諸説ありますが、アメリカの研究機関においては食生活(肉類)が関連しているとの報告もあります。 また、喫煙、飲酒により大腸がんの発生する危険性が高まるといわれています。また、家族の病歴との関わりもあるとされています。 特に家族性大腸腺腫症やリンチ症候群などの遺伝性疾患では、近親者に大腸がんの発生が多くみられます。

大腸がんの治療
大腸がんは、進行度を表すステージによって治療法が異なります。ステージに関しては以下の通りです。
大腸がんのフロー
(参考文献 大腸がん治療ガイドライン 2019)

大腸がんの手術は、腸管とその周囲のリンパ節を切除する治療法になります。
手術方法は開腹手術と腹腔鏡を使った手術があります。場合によって、人工肛門を必要とする場合があります。

ステージⅣの患者様で手術ができないほど進行している場合、抗がん剤治療や放射線治療などが主に行われます。しかし、大腸がんによって腸閉塞となり、食事が取れなかったり、貧血がひどくなってしまっている場合にはがんを治す目的ではなく、症状を軽くするための姑息的な手術を行うことがあります。

大腸がんの術後は約2週間程度で退院となります。退院後に特別な食事制限はほとんどありません。

鼠径(そけい)ヘルニアとは
そけいヘルニアとは、腹膜や腸の一部が、そけい部の筋膜の間などから皮膚の下に出てくる病気です。一般に脱腸(だっちょう)とも呼ばれています。「そけい部」とは、鼠径部(太ももの付け根の部分)のことをいい、「ヘルニア」とは、体の組織が正しい位置からはみ出した状態をいいます。
そけいヘルニアは乳幼児から高齢者まで幅広く起こりうる病気です。乳幼児の場合は先天的な要因がほとんどですが、成人の場合は身体の組織が弱くなることが主な要因とされます。
中年以上の男性に多く見られ、立ち仕事をしている人や便秘症・肥満気味の人が多いとされています。


そけいヘルニアの症状
そけいヘルニアの症状には、「ヘルニア状態」と「嵌頓(かんとん)状態」があります。

ヘルニア状態
おなかに力をいれた時や立ち上がった時に、足のつけ根のところに柔らかいふくらみが「できもの」のように出てきます。膨らみは寝たり、手で押さえると引っ込めることができる段階では、特に痛みは感じません。
違和感を感じるようになると「これはそけいヘルニアかも」と気づくかも知れません。症状が出てくると、痛みなどで生活に支障が出てきてしまうので、ストレスにもなってしまいます。

嵌頓(かんとん)状態
ヘルニアで脱出した内容物が、元の位置に戻らなくなった状態になってしまいます。この状態を嵌頓(かんとん)状態といいます。

そけいヘルニアを放置していると、この嵌頓ヘルニアになってしまう危険性(年間1%)があります。 腸が嵌頓してしまうと、腸の中を食べ物が流れていかなくなってしまい腸閉塞を起こします。 また、しめつけられた腸に血液が流れなくなり、腸の組織が死んでしまい(壊死)、腸内の細菌が腹腔内に漏れだして、腹膜炎に至り、命に関わる場合があります。
ヘルニア嵌頓は、いつ発生するのか予想できません。確立された予防法もありません。 嵌頓が起きた場合には緊急手術が必要になります。腸の壊死があった場合には腸を切除しなくてはならないこともあり、長期の入院治療が必要になります。 ヘルニアが戻らない時またはヘルニアの痛みが強い時にはすぐに病院を受診してください。

鼠径ヘルニアの治療
鼠径ヘルニアを治す薬などはなく、ヘルニアの治療は手術以外にありません。

ヘルニアの手術の方法はいくつかありますが、大きく3つに分けると、自分の組織だけで治す方法、人工のメッシュを使用する方法、腹腔鏡を使って人工のメッシュを当てる方法に分かれます。それぞれの治療法にそれぞれメリットとデメリットが存在しますので、当院では上記の3つのうち患者様に最も適した治療法を提案し、選択していただいております。

どの手術を選択されても、合併症がなければ術後は1−2日で帰ることができます。


胆のう結石(胆石)という石が主に胆のう作られます。その胆石が時に痛みなど様々な症状を引き起こします。
胆石症・胆嚢炎

症状・診断
無症状のことも多いですが、一般的な症状としては、右の脇腹の激しい痛みが典型的で、これに右肩や背中の痛みを伴う場合もあります。また、鈍い痛みや重い感じなどの症状として自覚されます。
疝痛発作以外にも、吐き気や嘔吐などもしばしば伴います。炎症が加わると発熱もみられ、結石が総胆管に詰まると黄疸や肝障害も併発します。


原因
胆石発作は、脂肪の多い食事を摂った後や、食べ過ぎた後の夜中に起きやすいという特徴があります。

治療
  1. 外科手術が根治手術として第一選択です。腹腔鏡下手術と開腹手術がありますが、当院では基本的に腹腔鏡手術での摘出が第一選択となります。
  2. 内視鏡的乳頭括約筋切開術 : 胃カメラを十二指腸の乳頭部まで挿入し、乳頭を切開し、拡張した後に結石を除去する方法で、胆管結石の治療に利用されています。
  3. 胆汁酸溶解療法 : 内服薬で徐々に胆石の成分を融解する方法です。ある種の石には有効ですが、石が溶解する割合は数%以下と、あまり有効な治療ではありません。
    また、石灰化など固まった結石には効果は望めません。しかも、中止すると再発するという問題があります。
  4. 体外衝撃波粉砕療法(ESWL) : 体外より衝撃波を石に当てることにより結石を粉砕し、結石を除去する方法で、一時脚光を浴びましたが、すぐに再発することや、結石が落下するときに膵炎や胆管炎や胆道閉塞などの重篤な合併症を起こすこともあり、そのために現在はほとんど行われておりません。
術後は2−3日で退院となります。

虫垂炎とは
俗に「もうちょう」 と言われますが、盲腸は右下腹部にある大腸の一部で、その先端に紐のように付着しているのが虫垂です。
虫垂炎はこの虫垂の炎症です。

原因
虫垂の中で便が固まって糞石を作ったり、疲労、暴飲暴食などにより腸内細菌が異常繁殖を起こして炎症が起こります。初期は軽い粘膜の炎症から始まり、炎症が進むと、虫垂周囲に膿瘍を形成したり、虫垂が壊死・穿孔して腹膜炎を起こすこともあります。腹膜炎を起こすと命に関わることがあります。
虫垂炎は突然に発症することが多いため、具体的な予防法などは確認されていません。

症状
腹痛(特に胃の真ん中から右下腹部に移動する痛み)や発熱、下痢、嘔吐などがあります。

診断方法
腹部診察、血液検査、腹部超音波検査、腹部CT検査などで診断がつきます。しかし、大腸憩室炎(大腸の壁の小さな袋の炎症)や卵巣や卵管の炎症(附属器炎といいます)などと区別するのが難しい場合もあります。

治療方法
虫垂炎の治療は抗生剤治療と手術の二つに分かれます。

炎症が軽度かつ成人であれば、抗生剤治療だけで治癒が可能ですが、治癒後1年以内に再発する方が2−4割と言われております。
中等度から高度の炎症の場合、腹膜炎に至るリスクが高いため、手術治療が第一選択となります。
手術は入院していただき、虫垂切除術を全身麻酔にて行います。状態に応じて緊急に手術を行うことがあります。
手術方法は開腹手術と腹腔鏡を使った手術があります。
手術方法の選択は炎症の程度や合併症の程度、患者様の背景を考慮し、決定させていただきます。昨今、腹腔鏡の手術による小さい傷が注目されておりますが、虫垂炎の手術に関しては開腹手術の方が傷が小さくなる場合があります。
炎症の程度によりますが術後の入院期間は約3-7日程度です。


医師紹介
 笹生 幹夫(院長)
 安田 之彦(副院長)
 佐野 勝洋
 笹生 和宏

外科夜診の金曜日は各週交代です。
外来スケジュール
診療科目
外科外来 佐野 佐野 笹生 安田 笹生 安田
外科夜診 佐野 安田 佐野 笹生(和) 1.3.5佐野
2.4安田
なし
医療法人社団 清和会グループ